Second life stage of retired

自衛隊定年退職者の雄叫び

退職金と若年定年退職者給付金の使い道(その1)

退職金と若年定年退職者給付金(以下、「給付金」という。)は、どのように使うべきか。
私の場合は、離婚により退職金の半分と給付金から300万円を財産分与としたので、通常の退職自衛官にくらべ、退職金は半額、給付金も1回目に相当する分はない、といった具合である。しかも、退職金は、公務員の退職金が多すぎるということで、段階的に減額され、私が受領するときは、最終段階のときで、約400万円が減額されていた。したがって、私の退職金は、約400万円が減額され、さらにその半分しか手元に残らないという状況であった。

退職金と給付金は、再就職によって収入が減少した分を補うために使う、というのが一般的かと思う。私も実際はそのようにして使ってしまった。特に給付金は、再就職後における所得を補填するものとして支給されるので、足りない部分を補うために当然のように使ってしまった。しかし、なかには資産運用として手を付けていない人もいるかもしれないが、それは個人の自由なので、それぞれの考えや価値観に基づいて自由に使用するべきである。

しかし、退職金は減額されたうえに半分しかなかった、といことを今になって考えれば、もう少し有意義な活用をすべきであったと反省している。

それは、自分のスキルアップのために退職金の一部を使うべきであったということである。簡単に言えば、就職に有利となるように、講座を受講し、一つでも多くの資格・免許を取得するべきだったと考える。一つの資格あるいは免許を取得したら、また、別の資格・免許に挑戦して自分のスキルアップに繋げる。そして、再就職を有利にさせ、かつ、就職活動の制限を減らすのである。たとえば、簿記検定2級に合格したら、大型特殊免許を取るというように、一つの目標が達成したら、また、次の目標を立てて挑戦し、少しでも多くの資格・免許を取得する。

実際に経理の実務がなくても、簿記の知識があれば、経理事務の仕事ができるかもしれないし、大型特殊免許を保有していれば、経理事務のほか、トラクターの操縦で農業の仕事もできることにもなる。このように、保有する資格・免許が多くなれば、仕事の選択肢も多くなるということである。また、自動車免許のように更新しなければならないものもあるが、基本的に資格・免許は生涯保有できるので、高齢になっても活かせることができ、就職活動に有利となるであろう。

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