Second life stage of retired

自衛隊定年退職者の雄叫び

再就職に自衛隊の経歴はいらない

 定年退職する際に、履歴書の書き方を教わった。しかし、再就職先にもよるが、自衛隊の部隊勤務経歴や階級など、ほとんどの場合、必要がない。定年して5年以上が経過したが、再就職で求められているのは、自衛隊に勤務した、ということ自体以外は、何も再就職先では、求めていないような気がする。

 履歴書で自衛隊の部隊歴を、書いたところで、民間企業は、同じ組織内での職務であり、どの部隊で勤務しようが、同じような勤務としか考えないのである。施設科部隊から、普通科部隊へ移動となって履歴書で記載しても、民間企業では、どの部隊も一緒に演習しているというイメージであり、部隊歴は、まったく関係ないのである。

 むしろ、企業が求めているは、体力面、持続性、忍耐力、適用性、技術力、協調性といった面であり、自衛隊の勤務歴を得て、そのようなパーソナリティが備わっているか否かが判断され、採用が決まると思われる。

 したがって、自衛隊で何をしたかではなく、自衛隊の勤務によって体力と忍耐力が身についている、とアピールするしかない、と言えるのである。

 再就職先では、過去の自衛隊勤務における階級や職歴を自慢しても、誰も評価してくれず、再就職先での勤務実績のみが、評価の対象となるのである。

 前に「再就職先では、自衛隊のことは話さない」と述べたことがあるが、それは、過去の自慢話にすぎず、今の仕事には、一切関係ないことが多いのである。

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