ある日のことである。休日に自家用車を運転中、突然オーバーヒートとなった。このままでの走行は困難と判断し、最寄りのコンビニの駐車場に車を止め、ＪＡＦに電話をし、加入して以来はじめて救援を依頼した。
しかし、ＪＡＦでは、その日が休日であったこともあり、高速道路での故障車両の対応が２件ほどあり、いつごろ救援に行けるか分からないとの返答であった。仕方がないので、翌日にあらためてＪＡＦに依頼することとし、車をそこに駐車したまま徒歩で帰宅することにした。
翌日、ディーラーに電話をし、オーバーヒートがあった旨を伝える際に、ＪＡＦのことも話したら、自動車保険を使えばいい、とのアドバイスを受けた。
私が加入している任意の自動車保険は、総合自動車保険で「ロードアシスト」や「レンタカー等諸費用アシスト」といった付帯サービスがあった。
そこで、保険会社に連絡したところ、迅速にレッカー車とレンタカーの手配をしてくれた。さすがに自動車保険会社だけあって対応が早い、と実感した。しかも、別途費用がかかるわけでもない。ただし、レンタカーについては、１日の走行距離が定められており、その範囲内であれば費用はかからない。これでは、自動車保険を使わなければ損ということになる。付帯サービスの内容によっては、事故に限らず、故障の場合も対応してくれるのである。
それから１年後くらいに、別の故障が発生したが、今度は最初からＪＡＦに依頼することなく、保険会社に連絡し、これも迅速に対応してもらった。
ＪＡＦに加入して３０年を超えるのに、いつ行けるか分からない、という対応では、話にならない。総合自動車保険に入っていれば、会費を払ってまでして、ＪＡＦに加入する必要がないとも思うが、とりあえず、万一のことを考え、加入のままにしておくことにした。
なお、保険会社や契約している保険の内容によって、それぞれ異なるので、どのようなサービスが受けられるのか、今一度確認したほうがよい。