自衛隊の日課は、「自衛官の勤務時間及び休暇に関する訓令(防衛庁訓令第65号、昭和37年10月23日)」により次のように定められている。
第4条 部隊等(海上自衛隊の海上部隊を除く。)に勤務する自衛官の通常の日課は次のとおりとする。
起 床 6時
日朝点呼 6時15分
課業開始 8時15分
課業終了 12時
休憩時間 12時―13時
課業開始 13時
課業終了 17時
巡 検(海上自衛隊の陸上部隊及び機関に限る。) 20時
日夕点呼(海上自衛隊の陸上部隊及び機関を除く。) 21時40分
消 灯 22時
これらの日課は、隊内放送によりその時間となったことをラッパ号音によって知らせる。たとえば、朝6時になると、起床を知らせるラッパ号音が隊内放送により流れるのである。以下、1日の流れにそってラッパ号音を紹介する。
朝6時、起床
朝6時15分 日朝点呼
点呼が終わると引き続き朝食の時間となる。食事
課業開始は8時15分だが、その前に朝礼が行われ、自衛隊体操、国旗掲揚等があり、その後課業開始となる。
自衛隊体操
国旗を掲揚するための「気を付け」の号音
国旗掲揚「君が代」、国旗が見える場合は、国旗に対し敬礼を行い、室内等で見えない場合は、「気を付け」の姿勢のまま。
国旗掲揚がおわり「休め」の号音
その後、課業開始の号音で訓練等が始まる。
正午12時、午前中の課業終了の号音に引き続き、昼食の時間となる。
午後13時、午後の課業が開始される。課業開始
午後14時、命令会報を受領する。
午後17時、午後の課業の終了に伴い、国旗降下がおこなわれる。この場合はラッパによる「君が代」の号音となる。
「気を付け」
国旗降下、ラッパによる「君が代」この場合も掲揚時と同様に、国旗が見える場合は、国旗に対し敬礼を行い、室内等で見えない場合は、「気を付け」の姿勢のまま。
「休め」
午後の課業が終了し、終礼が行われ、その後夕食の時間となる。課業終了、食事
夜21時40分 日夕点呼が行われる。
夜22時 消灯
以上、自衛隊の日課にそってラッパ号音を紹介したが、私が一番嫌いだった号音は、「起床」ラッパだった。