現職時代と比べると、本当に再就職での賃金は安い。はっきり言って、アルバイトと何らかわりはない。
今は派遣会社に所属し、派遣されて仕事はしているものの、基本的には、時給計算であり、アルバイトとかわらないのが実情である。そんなわけだから、若年定年退職者給付金の存在は大きい。しかし、若年退職者給付金の制度は、60歳までの所得補填であるから、年金受給の65歳までの所得補填とはいえない。
問題は、どのようにして、年金受給の年齢になるまで、所得を確保するかである。だが、現在の年金事情から判断すると年金受給年齢に達しても生活に十分な年金が支払われるのか疑問である。
以前に派遣されていた企業で、定年自衛官が70歳でも働いていたが、今後は、政府が70歳定年の動きもあることから、将来的には、あまり年金もあてにできないのではないかと思われる。これも少子高齢化の影響であろう。
退職金や給付金が残っていれば、起業も考えられるが、今ではそういう資金がないので、労働力を売るしかないのであるが、これも体力的に限界がある。とにかく、離婚時に退職金の半分と給付金の300万円は財産分与したのであるから、たとえ、退職金や給付金が残っていたとしても、起業するには、資金的に不安があった。
しかし、これから先のことを考えて、対策の一つとして、新たな資格を得ようと思い、現在検討中である。