安全保障

自衛隊グッズ

自衛隊の売店では、自衛隊グッズが売っている。とくに陸上自衛隊の駐屯地内の売店の方が、より多くのグッズを売っている。その理由は、海上自衛隊や航空自衛隊に比べて、野外行動が主となる陸上自衛隊の方が、行動や宿泊に伴う便利性のあるグッズを多く使用するからである。たとえ、演習でなくても、普段の勤務において、迷彩服の下に着る迷彩シャツは、官品もあるが1枚のみであり、毎日着替えるのには足りない。したがって、当然に私物を買うことになる。自衛隊グッズとして、多く売れるものは、たぶん迷彩シャツであろう。

ここで、一般の方に説明する。官品とは、国から支給又は貸与される物品をいう。これに対して、自分の金銭で買った自分の所有物を私物という。ちなみに、自衛隊の創立記念日などの開放日でも売店は営業しているので、一般の方でも売店で自衛隊グッズを買うことができる。

先ほど述べたように、迷彩服の下に着る迷彩シャツは、ほとんどの場合、官品では足りず、私物で補っているのである。迷彩シャツは直接肌の上に着る下着と同様であるため、通常、2~3枚というわけにはいかないのである。

さて、迷彩シャツについで多く買うものは、懐中電灯であろう。これは、演習時には必要である。官品の懐中電灯はあるが、全員に貸与できる本数があるわけではない。したがって、演習時の夜間に行動する際は、私物の懐中電灯が必要となる。しかも、夜間、車両を誘導する際は、誘導員が声を出さないようにするため、懐中電灯で誘導するのだが、それにしても本数が足りないのである。誘導員が声を出さないとしても、車両のエンジンの音はするのだが。

自衛隊で使う懐中電灯は、白色の状態では使わない。明るすぎるため敵に暴露してしまうからである。したがって、赤又は青といったフィルターをかけて懐中電灯を使用するため、明るさが乏しい。しかし、自分や部隊を隠蔽し、守ることになるので、そうすることは、重要なことなのである。

自衛隊は普段何をやっているのか

一般の人からは、「自衛隊は普段何をやっているの?」との質問を受けることがあるが、当然に戦闘に必要な訓練を行っているのだが、それが具体的によくわからない、と言われる。 自衛隊の訓練は、陸上自衛隊を例にす ...

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