安全保障

航空自衛隊の航空救難隊

航空自衛隊には、航空救難隊の部隊がある。航空救難隊は、離島における緊急患者空輸や、災害派遣時における被災者の救難活動や物資空輸などでよく知られているところであるが、本来は、有事の際に敵からの攻撃により操縦不能となった時や、平時における訓練中において事故が発生した時などにより、航空機が遭難した場合に、乗組員の捜索救難・救助活動を行うための部隊である。

航空機が遭難した場合は、速度の速いU125A(ジェット機)が先行して捜索を開始する。遭難者を発見したならば、後続していたUH60J(ヘリコプター)で遭難者を救助する。

航空救難隊は、自衛隊の捜索救難活動を行うための組織であるが、民間航空機が緊急事態等により遭難した場合にも、「航空機の捜索救難に関する協定」が警察庁、消防庁、国土交通省(航空局)、海上保安庁及び防衛省により締結されており、羽田の国土交通省東京空港事務所に救難調整本部(RCC : Rescue Co-ordination Center)が置かれ、要請により捜索救難活動が行われる。

航空自衛隊の航空救難隊の新人パイロットである女性自衛官を主人公にした映画に「空へ -救いの翼-」(2008年12月13日公開)がある。

次の動画は、その映画の中で、訓練中のF15が遭難しエマージェンシー(緊急事態)が発令され、操縦手を救出するため、捜索救難活動が行われる場面である。

エンジェル君@jamsdf50「航空救難出動からの護衛艦への着艦」
(https://www.youtube.com/watch?v=0pGNVIvD05s)

さて、実際の航空救難隊を元女性自衛官のタレントのかざりさんが取材した動画があるので、紹介する。

かざりぷろじぇくと@kazariproject 「【自衛隊】ワイヤー1本で吊られる救助体験!UH-60Jの訓練に密着。人命救助のプロ、救難員(メディック)とは⁉【芦屋救難隊】[ENsub]JASDF Air Rescue Squadron」(https://www.youtube.com/watch?v=Bfuw80hjI28&t=1622s)

-安全保障
-,

Copyright© 自衛隊定年退職者の雄叫び , 2025 All Rights Reserved.