自衛隊には体力検定がある。検定とは、一般的に試験みたいなもので、資格試験の日商簿記検定のように、個人の実力を判定するもので、年に1回以上実施され、検定結果は、勤務成績などに反映される。また、曹候補生、幹部候補生などの選抜試験においても体力検定が実施され、学科試験が満点であっても、体力検定が不合格となれば、試験には合格しない。
体力検定には、全員共通のⅠ法とⅡ法があり、Ⅱ法は私が定年後、ネットで調べたところ、陸上自衛隊では、戦技という方法に変更されているようだ。
体力検定の種目も時代によって変更され、私の入隊当時と定年当時とでは、内容が異なっている。しかし、Ⅰ法のほうは、今でも定年当時と変更はないようである。
Ⅰ法は、腕立て伏せ、腹筋、3000m走である。そして、年代別に回数やタイムによって、1級から8級まで定められており、7級以上が合格の範囲といってよい。しかし、選抜試験などにおいては、6級、5級と合格の範囲が厳しくなる。
ちなみに、25歳以上30歳未満の年代で、男性自衛官の場合、
1級は、腕立てが77回、腹筋が75回、3000m走が11分であり、
7級は、腕立てが8回、腹筋が17回、3000m走が17分27秒である。
女性自衛官の場合は、
1級は、腕立て44回、腹筋61回、3000m走13分28秒、
7級は、腕立て3回、腹筋3回、3000m走20分49秒である。
ちなみに私は、筋力トレーニングとして、今でも腕立てを40回実施している。
「【入隊から4ヶ月】陸上自衛隊・新隊員後期教育「体力検定①」〜3000m走〜トッカグンレポート」(https://www.youtube.com/watch?v=UZ2LP7IESgI)トッカグンの東京サバイバル@tokkagun
「【フル装備】陸上自衛隊・新隊員後期教育「体力検定②」〜戦技〜トッカグンレポート」(https://www.youtube.com/watch?v=4bNkUDWC_o0)トッカグンの東京サバイバル@tokkagun