前にも話したことはあるが、我が家にはテレビがない。そこで、娯楽のひとつとしてネットでYouTubeをよく見るのであるが、その内容が豊富で、ニュースから英会話、料理、ドラマまで様々な分野の情報を提供してくれる。
前防衛大臣であった河野太郎氏は、菅内閣において防衛大臣を離任することになったが、その離任式もYouTubeで見た。在職中に防衛大臣の離任式など、現職の自衛官では、市ヶ谷の防衛省で勤務する自衛官以外、式に参加し経験することは、ほとんど有り得ないことである。私は、方面総監の離着任式に参列部隊指揮官の旗手として参加したことしか経験がない。それも生涯の自衛隊の勤務で一度だけである。
新しい現防衛大臣では、YouTubeでのライブ配信は今後ないものと思われる。もともと、前防衛大臣である河野太郎氏は、元外務大臣の時から、SNSなどで情報を発信し国民との情報を共有しつつ政治家として、国民の意見も取り入れながら、内閣の一員として国の政策に寄与している感がある。
YouTubeでは、テレビ番組と違い自由に自分の好みの選択肢が多数にあり、しかも、録画せずに繰り返し見ることができる点にメリットがある。テレビ番組の場合は一方的に放送される番組を見るだけで選択肢が限られ、場合によっては、ほかに面白そうな番組がないから仕方なく見るという時もある。
自衛官の中には、海外での勤務という場合に応じて英語を勉強されている方がいるかと思われるが、英語の勉強もYouTubeがあれば、多くの動画が配信されており、無料で発音の仕方から文法に至るまで勉強することができる。自分がもっと若い頃にYouTubeがあったら、今までよりも勉強できただろうな、と思っているが、時代の変化の技術の関係上、それは仕方がないことである。
ちなみに、ドラマでは「孤独のグルメ」をよく見るが、デメリットは空腹感を感じてしまうことである。